着物の種類と格って?覚えておきたい特徴と呼び名

着物と帯の格と種類

着物にはさまざまな種類があります。

それぞれ格が違うことで着て行く場所が異なり、使用頻度なども変わってきます。

着物になじみが無かった人にとっては、いきなり種類と言われても分かりませんよね。でも、もし着物の相場が気になった場合や、売りに出す場合に着物について少しでも知っているととても便利なんです。

着物を売りたいけど、よくわからない!
着物について知りたいけどサッパリ!

そんな方のために、着物の種類と格についてご説明します。

着物の種類にはどんなものがあるの?

着物の種類にはどんなものがあるの?
  • 黒留袖
  • 色留袖
  • 振袖
  • 訪問着
  • 色無地
  • 付け下げ
  • 小紋

着物にはざっくりとこのくらいの種類があります。もっと細かく見ていくとさまざまな種類がありますが、一気に覚えようとすると複雑でもっと分からなくなってしまいます。着物の知識はまったくない!という方はまずはこれらを知ることからスタートしましょう。

着物の種類の特徴は?

着物の種類の特徴は?

着物の種類ごとの特徴を確認しましょう。どんな着物か分かると、着物を売る時になぜ相場が高いのか、値段が付きやすい理由も分かるようになります。

また、どんなところに着て行くのかが分かると「やっぱりこの着物は取っといておこう」「いつか使うかと思っていたけど使わないな」と分別できるようになります

留袖(とめそで)

留袖とは、裾にだけ模様が入っている着物です。色留袖と黒留袖があり、それぞれに特徴があります。

留袖は模様は縫い目で途切れることが無い「絵羽模様」で、格調高い模様が描かれます。仕立てるときは、白生地(※色を染める前の生地)を仮仕立てし、下絵を描きます。その後、布状に戻してから下絵に沿って染められます。

留袖の中でも黒留袖は結婚式で親族や仲人、新郎新婦に近い関係者(既婚女性)が着る着物です。既婚女性が着る着物で最も格の高い礼装のひとつで、結婚式以外には入学式・卒業式や授賞式などフォーマルな場面で着られます。

色留袖は、未婚・既婚問わず着られる着物です。五つ紋であれば黒留袖のような格の高い着物に、三つ紋であれば少し下の格の着物になります。

訪問着

訪問着も、留袖と同様「絵羽模様」で描かれています。

裾だけに模様が入っている留袖とは違い、衿・胸・肩・袖などにも模様が入っており、広げると一枚の絵画のようで華やかな着物です。一色だけで染めているものや、裾模様だけのものもあり様々な着こなしができます。

準礼装の着物なので、帯や小物次第では格調高く装って結婚式など改まった場面にも着て行けます。結納の席やパーティー、入学・卒業式にも着て行けますよ。

カジュアルな場面で着る場合には帯や小物でカジュアルダウンさせます。訪問着は一枚あるととても便利と言われています。活躍するシーンが多く需要もあるため、着物買取では多く取引されています

色無地

色無地は白生地を一色に染めた着物です。絵が無いためとてもシンプルに見えますが地紋が映えているものもあり、絵の描かれた着物とはまた違うおしゃれを楽しむことができます。生地の地紋はおめでたい席に向くものから、魔よけ・厄除けの意味を持つものまでさまざまです。

色無地は基本的に略礼装と呼ばれる格の着物ですが、紋の有無や合わせる帯により格が変わるため結婚式から披露宴、お茶会などに対応できます

付け下げ

付け下げは模様の繋がっていない、比較的落ち着いた柄の着物です。仕立てる前の反物の状態の時に、模様が上向きになるように染められています。

紋を付けないのが一般的ですが、付け下げも合わせる帯次第では披露宴やパーティーにも着て行けます

最近は「付け下げ訪問着」と呼ばれる華やかなものもあります。絵羽模様と違い、反物の状態で染めていますが、仕立てる目印で模様がつながるように染められています。

小紋

小紋は同じ模様を上下関係なく染めたものです。全体的に柄が入っており、洋服感覚で着やすいのが特徴です。花柄のワンピースといったように、繰り返し同じ模様と覚えておくと分かりやすいです

小紋はカジュアルなシーンで着られる着物です。ですが、吉祥文様や古典文様柄に格調高い文様の織りや染めの名古屋帯を合わせれば、平服指定の友人の結婚式にも着て行けます。

紋って?

着物の紋とは礼装に必ずつけられていたもので、最近ではつけていないこともあります。着物の格はこの紋の付いている数によっても変わります。

紋には血統や家柄を表す家紋があります。また、洒落紋と呼ばれる草花や干支や家紋をアレンジしたものなど好きな絵柄を縫ったり染めたりした、おしゃれ着に飾りとして付ける紋も存在します

紋の数 着物の種類
五つ紋 五つの箇所に紋を入れます。黒留袖と喪服には必ず入っており、色留袖に入れることもあります。
三つ紋 色留袖や色無地や江戸小紋などに。
一つ紋 色留袖、色無地、喪服などに。
洒落紋(一つ紋) 江戸小紋や無地の紬などに。

着物の格って?

着物の格って?

※合わせる帯や紋の有無、親族や友人など関係性でも着て行ける場所や格は変わります。おおよそどんなものか把握する際にご利用ください!

着物には格があります。

それぞれ、フォーマルな場に合う着物やカジュアルな場に合う着物などさまざまです。実際に着るときは合わせる小物や帯も重要で、着て行く場所やシーンによって使い分ける必要があります。季節に沿った柄や色合いなども求められる事があり、突き詰めていくととても細かく決まっています。

着物の格はこれ!とあまり言えない

着物の格はとっても細かく決まっていながらも、合わせる小物などによって変化するとても難しいものです。そのため、着物単体で格はこれ!とあまり言えません。

個人の好みで着るのが良いという人から、昔ながらの風習を守る人まで考え方はそれぞれです。着物買取においては、どの着物がどのぐらいの格のものかを知っておくだけで十分です。

また、格が高ければ高く売れるという事もないので、おおよそ把握できるようにしておきましょう。

具体的にどう変わるの?というと、合わせる帯や小物、さらには着物についている紋でも変わります。

訪問着ひとつとっても付け下げ風というものもありますし、帯自体も同じ種類の中でカジュアルなものからフォーマルなものまであったりします。

着物の種類のまとめ

着物には種類がある事がわかりましたか?

もし着物を売りに出そうと思ったら、この種類ごとに買取価格は変わってきます。どんな着物があるか、名前や特徴だけでも知っておくと役に立つのでぜひ覚えてくださいね。

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